11月も近づいてきて、
寒い日が続いています。
10月~11月にかけて、渡り鳥が
シベリア方面から南下 のため、
北海道を中継していく時期です。
この時期、注意しなけらばいけないのが、
鳥同士で蔓延する。
高病原性 鳥インフルエンザです。
他の国で鳥インフルエンザに感染した鳥が
国境を越えて飛来し、
食用等として飼われている
鶏に感染する恐れのある時期です。
改めて
高病原性 鳥インフルエンザとは、
鶏などの鳥の間に広がる伝染病で、
非常に感染力が高く、
集団で死亡する恐れのある伝染病です。
感染すると?
神経症状・食欲消失・産卵率の低下などが起こり
最悪の場合、集団で死亡するという例もあります。
どのようにして感染するか?
鳥同士のよだれ、フンに接触することで感染します。
鳥インフルエンザは人にも感染する?
鳥から人への感染例はまれですが、
まったくないわけではないので、
野生の鳥には不用意に近寄らないなど
注意が必要です。
野生の鳥に近寄ることで?
ウイルスに感染した鳥に触れて汚染された手から
口・鼻へとウイルスが体内に入ってしまいます。
もしくは、
ウイルスに感染した鳥の羽や粉末状になったフンを
吸い込んでしまう恐れがあります。
日本における通常生活では、
野生の鳥に接触する可能性は少ないので、
鳥から人へ感染する恐れは低いです。
昨年、十勝の清水町で
鳥インフルエンザの発生がありました。
うちの業界の団体(北海道ペストコントロール協会)にも
応援が要請がきました。
どうしてもお手伝いに行けなかったのですが、
養鶏場を経営している
うちのお客様から言われた
言葉が印象的でした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
北日本消毒さんの社員さんで、
もし、鳥インフルエンザの件で
十勝清水にお手伝いに行った社員さんがいるなら、
うちの養鶏場には来させないでください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もちろん、手伝いに行った場合は、
手伝いに行った人自身が感染源を広めないように
最大限の注意をはらって作業をしますが、
お客様からすれば、感染源になってしまう可能性を
すべて排除したい思いがあるのです。
養鶏場の鳥が感染した場合、
すべての鳥を処分しなければいけない死活問題ですので、
当然の考えです。
明日も、もう少し鳥インフルエンザのことを書きます。