昨日のブログでは
8月30日、10:00〜16:00まで
岩見沢市にて行われた
アライグマ捕獲技術研修について
書きましたが、
今日はその続きを。
研修を受けた感想としては
アライグマ捕獲を成功させるには、
1.地域で協力体制を作る
2.農地への徘徊ルートの特定
3.捕獲カゴ設置の工夫
4.どんな餌で誘いこむか
などの
要因があるのかなと
それぞれ簡単に解説していきます。
1.地域で協力体制を作る
農村地帯での
アライグマ対策の第一歩は
周辺の農家さんと協力して
捕獲対策をするということです。
一軒の農家さんだけ
捕獲カゴを設置しても
となりの農家さんが
何も対策をしなければ
アライグマはそっちの作物を
食い荒らしますので
一軒だけで捕獲するのは意味がないのです。
地域で協力しあって
どこでよく目撃するのか?などの
情報共有しながら
捕獲カゴの捕獲位置の
目安にする必要があります。
2.農地への徘徊ルートの特定
農作物を襲うアライグマは、
夜間、農地周辺を徘徊しながら
侵入していきます。
アライグマをはじめ、
警戒心の強い動物は
平地の「ど真ん中」を歩くことはないのです。
畑と森の間の
少しだけ、ひらけたところを
歩きながら
畑に近づいてきます。
そして畑に入る前に
立ち止まって周囲を見渡し
安全を確認してから
畑を荒らしに入ります。
また、アライグマは
水位の浅い用水路や排水溝も
泳ぎながら移動します。
講師の方が
用水路や排水溝は
アライグマの高速道路と
言っていたのが印象的でした。
⬆︎用水路を移動して、
このようなところからでてきます。
そして畑に入る前に
立ち止まって周囲を見渡し
安全を確認してから
畑を荒らしに入ります。
つまり
山森からの侵入でも
用水路からの侵入でも
アライグマは
畑に入る際に周囲を警戒して
見渡して安全を確保してから
畑に侵入してきますので
見渡して安全を確保したあとの
畑に侵入するルートに
捕獲カゴを仕掛けると
成功率が高まります。
⬆︎森林からの侵入ですと
こういう感じで仕掛けます。
⬆︎用水路からの侵入ですと
こういう感じで仕掛けます。
なかなか文章では
表現しにくいですが
なんとなく
分かって頂けましたかね?
明日は、
3.捕獲カゴ設置の工夫
4.どんな餌で誘いこむか
について書きます。
ではでは、また!