先日の連休中に
ちょっと読んでた本。
『手島圭三郎仕事の流儀ー
北海道の大自然と野生動物の生態を
モチーフに絵本創作法を語る』
絵本・児童文学研究センター理事長
工藤 左千夫先生の推薦文が
帯に掲載してあるということもあり
工藤先生とはアマンチスと
小樽南ロータリークラブで
お世話になっているということもあり
拝読させて頂きました。
手島圭三郎先生の絵本は
何冊か読んだことはあります。
木版画で描く動物を通して
冬の北海道の自然の厳しさを
描いています。
昨今は、可愛らしく描く
動物絵本は多々ありますが、
それでは自然の厳しさを伝えることは無理。
動物は自然の中で
必死で生きているのです。
だから、畑の作物を食害するし
人間も必死でそれを防ごうとします。
アライグマだって、
アニメでは可愛らしく描いてますが
実際は相当額の
農作物被害をもたらしています。
岩見沢まで行き
アライグマの食害被害を視察しましたが
動物園にいるアライグマなら
人間が食事制限しながら
飼育していますが
自然界のアライグマたちは
次、いつ、食料を食べれるのか?
分かりません。
食べれるときに
食べれるだけ食べます。
そんなアライグマを
どのように捕獲しようか?
まさにアライグマと人間との知恵比べです。
エゾシカだってそう。
ヒグマだってそうです。
手島圭三郎先生の木版画からは
そんな自然界の厳しさが
ひしひしと伝わってきて
真の読み手である
子どもにこびない画風が好きです。
ではでは、また!