最近、発売された
落合博満著『決断=実行』
ようやく読みましたよ。
書いてあることは
全くその通りで。
ひとつひとつ納得して読めるものです。
選手として三冠王を3回獲って、
監督として8年間毎年Aクラス
リーグ優勝4回、日本一1回。
この成績を踏まえて、
落合博満さんの言葉を読んでいくと
野球という視点から
仕事のやり方やあり方を
学ぶことができる本です。
例えば、本書の一文に
守備コーチが「あいつは怖くて使えません」
と言ってきたなら
私はその若手選手ではなく
コーチをクビにするだろう。
スカウトマンが探し出してきて
ドラフト指名した
球団の宝である選手を
能力のないコーチの
一方的な見立てで
クビにすることはできない。
その前に、コーチ自身が
守備をきちんと教えられないことが問題。
もちろん若手にも徹底して練習させるが。
⬆︎の一文。どこの会社にも
当てはまりませんか?
社会人なんだから、
これくらい知ってるだろう
これくらいできるだろう
って感覚で、
指導してしまって。
整理整頓に関しても
片付けくらいできるだろう
って感覚で
新人の社員さんと接していると。
大変なことになります。
新人さんは、
モノがどこにあるのか?
どこに片付ければいいのか?
これは捨てていいのか?
ダメなのか?
まったく、わかりません。
とりあえず、ここに置いておこう。
とりあえず、捨てないで保管しておこう。
それが新人さんの整理整頓です。
ベテラン社員さんだって
ちゃんと片付けられないので
⬆︎全ての備品に
ラベルを貼って、
モノの置き場所を決めています。
ベテラン社員さんだって
何が必要なモノなのか?
決めれないものもあるので
⬆︎定期的に
みんなで捨てる時間を作ってます。
⬆︎みんなで不要な書類を捨ててます。
⬆︎誰がここに長靴を置いて
片付け忘れたんだ!?
って犯人探しはしないと決めました。
犯人探しをしている時間が
もったいないです。
⬆︎環境整備に関する方針に
気づいた人が片付ける。
という価値観を明記しました。
それくらい
言わなくてもやるでしょ
って思うのですが。
会社として仕事として
大切な価値観は明文化して、
社員さんにきちんと
お伝えする必要があると
再認識させられた本でありました。
食品工場でも飲食店でも
そのような積み重ねが
綺麗な職場や環境を作り
害虫・害獣被害の
軽減につながるのだろうと
思っています。
ではでは、また!