昨日は、帯広にて
防災備蓄収納2級プランナーを
受講しに行きました。
ネズミが多く生息している
一般住宅では、物が多く。
ネズミにとって隠れやすい場所が
ふんだんにある場合があります。
物置のモノを処分されては?と
尋ねてみても、
「災害があったときのためにとってあります」と
答えが返って来ることがあります。
そういう方々に対して、
そもそも防災備蓄とは何なのか?
どういうふうに整理すればいいのか?
研修を受けに行ってきました。
昨年の12月20日の北海道新聞にて
道東沖でマグネチュード9クラスの地震が
30年以内に起こる確率が
7~40パーセントあるとのこと。
いつ、起こるかもしれない震災に備えて、
日頃から備蓄している方も
いらっしゃるかもしれません。
昨日の講師は、徳本 里栄さんという
整理収納アドバイザー1級を取得されている方で、
整理収納のスキルと
ご自身も体験した東日本大震災の経験をふまえて
防災備蓄収納マスタープランナーの資格を取得し、
今回のセミナーを定期的に
帯広を中心に開催しているとのことです。
講義で勉強になった項目を
ランダムで列挙しますと、
◯備蓄品の最重要な項目は、
水と食品と・・・。
(講義を聞きに行ってください)
◯震度6の地震が発生したら、
発生後5分で電話が使えなくなるかも。
そのための連絡手段を決めているか?
◯震災が起これば、
周辺の病院は開いていないので、
家族健康は家族で守らなければならない。
例えば、避難先でも衛生管理にて、
家族間でウイルスが感染しないように
箸は家族で共用しない。
◯避難生活は我慢大会ではないので、
家族にとっての快適な生活とは何か?
事前に把握して、準備しておく。
などなどなど。
その中でも
一番印象に残ったのは、
震災に備えて、
「自治体は十分な食料を確保していない」
ということ。
講義の中では地元の帯広市の事例を出してましたが、
帯広市では、人口16万人に対して、
1万8000食分しか備蓄をしていません。
つまり、6000人分の3食分です。
http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/soumubu/soumuka/ a020102bichikusyokuryou.html
帯広市でのwebページでも、
市民の皆様への備蓄をお願いしています。
また、小樽市で言えば、
小樽市の防災体制と取り組み
https://www.city.otaru.lg.jp/simin/koho/series-saigai/sin-saigai01.html
小樽市の非常用食料の備蓄は
人口11万9000人に対して
アルファ米(乾燥米)や
クラッカー計1万4540食を備蓄しています。
これは約5000人の避難者の3食分です。
どのような災害が小樽で起こり得るか?
その際の被災者数はどれくらいか?によって
備蓄数を算出されていることと思います。
つまり、本当に被災状況が酷い場所の
方々に対しての分しか備蓄しかしてません。
また、全市が被災されなくても、
交通網が分断されれば、
被災されてない人にも
物資が行き届かない状態になります。
講師の徳本さんの言葉をお借りしますと、
「結果的に被災状況が、
それほどでもなかった人たちが、
事前に少しでも備蓄をしておけば、
本当に困っている方々に備蓄食料が
行き届くはず」なのです。
もし、防災備蓄にご関心のある方は
ぜひ、ご受講されてみてください。
北海道では徳本さんだけがこの講義をやっています。
こちらのブログに日程と
申し込みがあります。
ではでは、また